ゲームさえ考えなければPCは安く買える

PCを選ぶ時の基準は色々あれど、ゲームの事を考えさえしなければ普段遣いのPCはとても安く買えるという話

Hidekichi| [

PCでゲームをしようとするとグラボは必須になりますし、速い回線、データの読み込み速度、ストレージの容量、新しいアーキテクチャと必要になるものが多くなりますが、ゲームを止めるだけで必要なスペックはグッと下がります。

そもそもゲームはPCではなくゲーム機でやればよいわけで、PCを使用するにしてもゲームしかしなければそれはPCの形をしたゲーム機であるわけですけども、ゲーム以外にも色々とできるからPCは便利なわけです。

PCで何をしようかと考えた時に、その目的がパッと出てこないこともあると思います。「メールします」と言う使い方はPCでなくてもできます。スマホで十分です。SNSをするにしても音楽を聞くにしても動画を見るにしてもそれらは全部スマホでできます。

なんでもスマホでできるわけですが、スマホには欠点もあります。それは画面が小さいと言う事。文字入力がしにくいということ、その他まだまだ有利なポイントがPCにはあります。

スマホは基本的に使い捨てです。もちろん自分でリペアしたりをやってやれないことはないですが、スマホの問題点はストレージのサイズとバッテリー容量に問題があり、PCであればある程度、例えばメモリも交換できます。スマホはそれらができません。道具がいくつかあって、メーカーの保証などを無視できるのであればそれらパーツが手に入り次第、自分でも交換も増設もできるかも知れません。

しかしそれができないのがスマホの通常ですから、これらはいくらスマホの性能が上がったとしてもメーカーが対応してくれなければできないとしても間違いではないと思います。

接続ポートが少ないというのもあるでしょう。それを見越して無線で色々とできるようになっていますが、速度面や利便性でやはりPCの方に分があります。

OSが基本的にAndroidかiOS(iPadOS)で固定されているという点でもWindows/Linux/MacOSと選べると考えると、スマホよりは自由度が高いとも言えます。

大画面が使えるのは前述したようにPCの最大のメリットであるかも知れません。もちろんスマホをミラーリングしたりして大きな画面で使用することもできるでしょう。しかし、そこでOSのマルチタスクがどれだけ優れているかを痛感できると思います。

スマホでもいくつかアプリを起動させることはできるでしょう。しかしだいたいはメモリの制限のためバックグラウンドに回ったアプリはほぼ休止している状態ではないでしょうか?
並行してWordとExcelを使う、PhotoShopとIllustratorを併用しつつ、Premierで動画編集してブラウザで色々と調べてるとか、ブラウザで色々と調べながらその横でブログを書いたり、資料をまとめたりできるのは、大画面かつマルチタスクをするためにPCがあると言っても過言ではないと思います。
バッテリーの制限もあるでしょう。

更に長時間使用できないスマホは発熱しないように作られているとは言え、どうしても負荷がかかると発熱してしまいます。PCはそれらを冷却する機構が備わっています。

一長一短があるとは言え、いくらスマホが小さいPCになったとは言え、文字入力のしやすさ、マウス操作の便利さ、キーボードショートカットでのコピーペーストなど、もっと細かく言えば他にも色々とあると思いますが、ちょっとした作業はスマホ、本来の作業はやはりPCになると思います。それがスマホがPCに勝てない部分であり、持ち運びの便利さなどがスマホ優位であったとしてもまだまだ制限が多すぎてPCの自由度の方が高いと思います。

これらを踏まえての思う所

なんでもできるスマホはそれに変わるものは他にないのが現状かと思います。しかしPCは違います。デスクトップとノートPCが大別したらあるかと思いますが、その中にもサイズや用途でまた色々とジャンルもあるかと思います。

ことゲーミングPCと言うジャンルは魅力的ではあるものの、ゲーム機があるのにPCでゲームをするというのはどういう理由からそうなったのでしょうか?
大きな画面できれいなグラフィックでゲームをしたい。そのためにはスペックが必要、冷却も必要、予算も必要なのでゲームだけで終わらせたくないというのも理由になるでしょう。これらからPCでゲームをすると言う事は普通に行われるようになりましたが、それを止めてゲームはゲーム機でやるのでよいのではないか?という問いなのです。

まとめ

管理人は以下にも書きますが、ゲームはしないのでPCを6000円(7000円はしなかった)ぐらいでヤフオクで購入しました。またこのPCはDPポートしかないのでディスプレイも必要になりました。ディスプレイは本体2500円で、送料は同じぐらいかかりましたが送料がなければ全部で1万円しませんでした。
これらはおそらくレンタル落ちみたいなPCかもしれません。
だからといって特別壊れているわけでもなく、何の問題もなく現時点で半年は動作していると思います。

HPやDELLのPCはメーカー独自の仕様があるのでパーツがなかったりすると思いがちですが、びっくりするぐらい仕事で使われているのでビス1つからでも販売はまとまった単位ででしょうけれども見つかったりします。そもそも1万円ですから、壊れたらまた買ったとしても一般的なものが10万円ぐらいすると考えても10台以上買えるかも知れません。
そうするとその間にアーキテクチャが飛躍的に伸びる時期(あるいはCPUの世代)が来たり、OSが新しくなるというタイミングにもなるでしょう。もし新品を買うならそこかと思います。

10年、15年前のPCでも普段するようなことはできたりします。新しいPCは既に性能が高いのでそれはそれで良いですが、それでなくては何もできないというわけではありませんから本当にタイミング次第なのです。本来15万円の予算をみながらも1万円でPCを買えたとしたら、残り14万の内、4万円ぐらいは何かトラブルがあった時の予算として残しておくとしても10万円浮けばそれで別のちょっとしたことができるようになると思います。
ゲームが趣味な人はきっと、別のちょっとしたことがゲームしか思いつかないからPCをゲーム機として利用できるわけで、普通は普段するようなことをこれまでと同じく続けてやるだけの道具ですから有意義に別のことに使うべきだと私は思います。

HP Z2 SFF G4 Workstation

HPのワークステーションと言う位置づけですが、SFF(Small Form Factor)というサイズで、比較的小さい筐体です。ミニPCのような小ささではなく、一般的なデスクトップの2/3ぐらいのサイズぐらいな感じです。そのためロープロファイルのグラボしか搭載できず、基本的にはQuadroグラフィックスカードなどを搭載してグラフィック機能を補うことができます。もちろん他のロープロファイルでも入りますが動作するかはわかりません。多分動作はするかと思いますが。

搭載されているCPUはいくつか種類がありますが、Xeon E-2100/E-2200シリーズが搭載できます。管理人のPCはXeon E-2124Gが搭載されています。4コア/4スレッドで、i7のように8スレッドではないです。そのかわり同世代のi7などに比べるとシングルスコアがやや高い傾向にあったと思います。

iシリーズのように、最近のCPUはマルチスレッドを重視して作られてるようにも思います。ゲームやマルチスレッドに最適化されたソフトウェアであればそちらの方が良い場合も多いですが、マルチスレッドはそれら最適化や設計がシングルスレッドで作られているものよりも難しい傾向にあり、マルチコアで力付くに処理速度を上げるよりもシングルスレッドの処理能力が高い方が良い場合というのもあるわけです。

ベルトコンベアーでそれらを喩えてみると

「4つのベルトコンベアに熟練の職人が4人いる」というのがXeonの4コア/4スレッドのイメージで、「4つのベルトコンベアに普通の職人が8人いる」というのが4コア/8スレッドのイメージでしょうか。

前者は、CADソフトや高度な科学計算など、複雑な単一タスクを高速に処理する必要がある場合に適していると言います。後者は、動画編集、3Dレンダリング、多数のアプリケーションを同時に実行するなど、並列処理が可能なタスクを効率的に処理する必要がある場合に適しているそうです。

これらを考えた時に、動画は動画そのものだけでなく音楽やテキスト、あるいはエフェクトなども同時にエンコードしたりデコードしたりすると思います。また編集においてもそれらを別々に扱って1つのものを作っているわけです。3Dレンダリングなどもやはり、モデリングやシェーディングやライティングなど様々な計算が必要になります。

多岐にわたるものを別々に並列に処理をするという場合にマルチスレッドが有利というのはその辺りです。よってゲームなどもそれら性能が必要になりますが、CPUだけでは複雑なグラフィックの処理がしきれないので描画をグラフィックカードに担当させて、例えばゲームであればゲームのキャラクターの動きや物理演算を計算し、GPUはキャラクターの描画や背景のレンダリングを行っていると言うことです。

マルチコアに最適化されたアプリケーションを使用するのであればたくさんコアがあった方が処理速度は速いでしょう。しかしマルチスレッドなプログラミングというのはとても高度で、何か処理をしているときに別のCPUが割り込んでくることもあったり、同時に進むと先に終わったCPUが何もしてなかったりとか、これらを効率的に全てスムーズに処理させることは人間が実際に何かしたとしても案外難しいのです。
なのでシングルスレッドの方がある意味全力でそれらに注力できる分だけ速いとも言われ、シングルスレッド性能の高いものが特殊な場合を除いて良い場合が多いと言われるのもここにあります。

なのでPCを購入する際は、下調べをしたりする時間も楽しいですがまずは何をするために必要なのかを考え、それに見合った型落ちを狙って買うと思ったよりも安く買えたりします。これは車でも同じなので置き換えて考えたら分かりやすいと思います。

(書きかけ)

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