Hidekichi

Chrome系(Blink)でbrにマージンつけられないって正気ですか?

chromeってbrのマージンを無視するんですってね。ずっとFirefoxを使用してきたので長年気が付きませんでしたが、実際自分のサイトを見てみると全く効いとらんやないかいっということで。効くようにしてみました。

そんな気配はあったけど、何でこんな仕様になってるのかと

brって知ってます?改行なんですよ(すっとぼけ
こういうやつです。

_skipCopy_
<p>
brって知ってます?改行なんですよ(すっとぼけ
<br>
こういうやつです。
</p>

ブラウザのdevツールのインスペクターを見るとこんな感じに入ると思います。この<br>ってものは制御するためのもので、Chromeでは改行のみの機能があって、単に文章を折り返すだけなんですよ。

江戸川乱歩 黒蜥蜴を題材に

_skipCopy_
この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。

スクロールバーが表示されない場合はカーソルを当てて、Shift + マウスホイールでスクロールできます


上記のような文章があって、Chromeでは以下赤枠のように折り返しはしているが、改行してもそこに高さは「ない」となります。これはChromeだけでFirefoxでは改行に高さを持たせられます。Chromeでは設定をしても無視されるわけです。

ここではChromeと同等にするために敢えて<br>で改行をし、その<br>にはスタイルしていません。つまりChromeと同等のただの折り返しになっています。<br>にmarginを設定してしまうと、Firefoxでスタイルが反映されるので、Firefox利用者の方にもわかってもらえるように<br>にはスタイルをしないようにしています。

この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。

これはこう書いています。

<!-- skipCopy -->
<p class="border-2 border-solid border-rose-500 p-4 my-[1rem]">
  この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。<br>
  帝都最大の殷賑地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。</br>
  G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
</p>

しかし見た目的には、

この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。帝都最大の殷賑地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。

G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。

こう書きたいことってありますよね?行間やmarginは当サイトのデフォルトのスタイルなのでアレですが、もっと見栄え良くもできるんでしょう。つまり改行間もスペースを開け、段落間もスペースを開けると言う事を言いたいわけです。

青枠のは、

_skipCopy_
<div class="border-2 border-solid border-sky-500 p-4 my-[1rem]">

この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。

G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。
  
</div>

こうです。<div>タグは青線を付けるため、同様に赤枠のは<p>に色だけ変えて同じようにしています。<div>の中の文章はMarkdownとして解釈され、後は何もしなくてもMarkdown → htmlと変換され、テキストは段落になり<p>で囲まれます。改行される部分には<br>自動挿入されます。

状況説明

どういう状況かと言うと、Chrome系は<br>ただの折り返しスタイルできない仕様になっているのです。昔はスタイルすることもできましたよね?後で書くChatGPTの回答も「できた事実が昔はあった」という事からの回答なんでしょう。

私はChromiumの誠実なフォーク((誠実なフォーク:無駄なものを取り除きオリジナルに忠実にフォークすると言うことで、Chrome等のようにテレメトリーなどの余計なデータの通信を行わずプライバシーに配慮しているという事です))(分岐・派生)の1つであるHelium最新版を使用しています((余計なことがされていないと言う意味です))。最新版で実際に試してから質問しているので、過去にはできたことでも 今はできない と言うのが事実なのです。あるいは11tyの何かができなくさせていることも考えられますが、書き出されたhtmlにcssが当たってるだけですからね笑、そんな深い問題ではないはずですし。

しかし、仕様として色々と世界中のwebを策定してる人らが集まって<br>は、

と決めたわけです。

いやちょっと待てと、何のための<br>やねんと。それなら全部短い<p>で書いてしまえばいいやんと思うわけですが、実際そうさせようとしているフシがあり、(webのルールを作ってる)ヤツらの言語は英語だから(単語の前後にはスペースがあるんで)気に留めない所なのかも知れません。ゲシュタルト心理学で言う近接の法則にあるように、日本語は文字が詰まっている言語なのでというのは英語などとは意味が違うと思うわけです。美しく見せるためだけではなく句読点と改行はそこにも意味があると。

つまり、

こういう効果が行間と言うでは作れるのです。むしろFirefoxではできるのにChromeではできないとは何事だと。

実はこの時、もう一つの方法も思い浮かべていましたが、すぐに無理だとなりました。

<!-- skipCopy -->
<p>
この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。<br/>
帝都最大の殷賑地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。<br/>
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。 </p>

この構造で、

つまり、

/* skipCopy */
p {
  margin: xxxx;
  
  br {
    
    & + p {
      margin-top: 1rem;
    }
  }
}

とかは無理だろうかと考えましたが、<p>(段落)はテキスト塊の一番外で文章を囲む要素であり、その中の<br>で分断されるとテキストが前後に分かれるだけで、スタイルできる要素はないと言うことが問題なのです。

<!-- skipCopy -->
<p>
  テキスト
<br>
  テキスト
</p>

こういうことです。もしテキストが<span>ででも囲まれていれば、それはスタイル可能になります。

<!-- skipCopy -->
<p>
  <span>テキスト</span>
  <br>
  <span>テキスト</span>
</p>

たとえ<br>が折り返しだけであろうと、<span>にclassをつけたりして制御することはできますが、そういう要素はなにもないテキストであるから<br>にスタイルできないことが問題となり得るわけです。しかしMarkdownから書き出されるのは<br>だけであり、前後にあるのはテキストの塊でそれらを<p>で囲む段落内では改行間を制御することは無理ということなのです。

<br>が欲しいということはそこそこの文章量があり、当然他の行間より広い行間が欲しいわけですが、かと言って段落(<p>)間ほど離すべきでもないとしたら、cssで制御するためにそこにあるものとしては<br>しかないじゃないかと。なのにスタイルできないって正気ですか?と嘆いているわけです。

誰しもが考えることとしては<br>のある所に(から)の何かしらの要素を入れてblock要素にしたら良いじゃないと言うことでしょう。思い付きはするわけですが、改行毎にそれすんのと?そんな大変なことをしてんの?となるでしょう。だって<br>はもう入っているんですよ。だったらスタイルできた方が簡単・便利でしょう?というわけなのです。

Firefoxは<br>そのものの折り返しと言う機能を持ちながらも、スタイルすることを寛容しています。私はこれが正しいと思うのです。

他にもあるぞ、Chromeよ

例えばcssで、

/* skipCopy */
pre {
  overflow-x: auto;
  
  code {
    ...
  }
}

こういうふうに、もし<code>がオーバーフローしたらスクロールしてでも全部を見せたいってことありますよね?これは構造にもよりますが、Firefoxではマウスオーバーしたらスクロールバーが出て操作できます。出ないこともあるので問題ではあるわけですが、出さえすればFirefoxでは操作ができます。

しかしChromeではそのスクロールバーが表示されるのが 一瞬 で、マージンやパディングにもよりますが、その表示される(わず)かの間でカーソルをその位置まで移動できるかっ!と。上手くできたらこれは操作できますが、マウスオーバーしたとしてもすぐ消えるんですよ?実質マウスで操作は不可能とも言えます。

ChromeでMDNのOverflow-xの解説ページで試してみたらわかります。操作できるのは最初の一回だけで、その後マウスオーバーしてもスクロールバーは出ないでしょう?

デフォルトで何でこんなおかしな仕様になっているんだとGrokに聞くと、それはMacOSに寄せた見た目重視の仕様ですと言います。いやそうじゃなくて仕様に忠実なのはわかるが、デフォルトでマウス操作できないってすべての人はタッチ操作だけで、マウス使ってないと思ってるんかと。タッチパットならマウスよりカーソル当てにくいから余計にスクロールできないこともあるだろうと。

Firefoxではスクロールバーが出ない構造の時はありますが出たら操作できるはずという事と、Chromeでは表示を維持できないので「必ずマウスオーバーでスクロールバーが表示されるにはどうすればいいか」と合わせてGrokに尋ねると、別途cssで手を加える必要があると言います。

待て待て待てと。手を加えないとできないってそれバグと同等じゃないかと言うと、「いえこれはバグではなく仕様に忠実に作られています」と言います。誰だよそんなクソ仕様にしたのは、と思ったわけです。

なるほどそれで昔からOverlayScrollbarsSimpleBarなどがあるんだなと妙な納得感もあったわけです。OverlayScrollbarsのトップページに書いてある対応ブラウザバージョンはFirefox 59+, Chrome 55+, Opera 42+, Edge 15+ and Safari 10+ですよ。2026年3月現在Firefoxはバージョン148、Chromeはバージョン146ですよ。多分こんなおかしい仕様になったのは最近でしょうけど、いつからクソ仕様だったんだと。

これは今回の内容と別なんでここまでにしますけども、掘り起こせばもっとあるんじゃないの?と疑ってます。

ChatGPTに回避策はないかを聞いてみた

という事で、ChatGPTにさんざん小言も言いました。が、ChatGPTが言うには、タイポグラフィの世界では改行で行間を作るのは正しいが、Webでは違うと言うんですよ。同じじゃボケ(# ゚Д゚) と((気持ちはそうですが穏やかな会話でしたけども))、散々言っても、<br>は仕様的にできないと言うばかり。解決策が欲しいわけですが、仕様の話ばかりになり、けど「逃げ道はあるんです」というわけです。

ほう、例えばどんな?と聞くと、

br {
  display: block;
  margin-bottom: 20px;
  content: "";
}

とかと言うんですよ。それでも無理なら::afterを使い……と、おい、ちょっと待てGPTよと、お前さっきまで、<br>はインラインを操作するものでスタイルを当てられないようになっていると言ってたじゃないか、インライン要素の中に突然ブロック要素が来たらレイアウトが崩れるでしょ(<span>てすと<br>テスト</span><br>がブロックになるとレイアウト崩壊)と言うてたやないかと。

待て待て待てと、何のためのinline-blockやねんと。

これがレイアウト崩れ
になるかと。

上記は、

_skipCopy_
待て待て待てと、何のための`inline-block`やねんと。<div class="text-4xl align-middle">これがレイアウト崩れ</div>になるかと。

と書いています。つまり、

div {
  font-size: var(--text-4xl); /* 2.25rem (36px) */ 
  line-height: var(--text-4xl--line-height); /* calc(2.5 / 2.25) */ 
  vertical-align: middle;
}

と、同義です。

で、<br><br>のままでいいが、Webをリードしてる奴らは

を聞くと、元々<br>は箱(box)ではないからスタイルできないとの一点張り、そういうことを聞いてるんじゃなくて、<br>としての改行の機能はこれまで通りで良いが、Chromeでスタイルできないのはおかしいだろう?Firefoxではできるんだからと何度も尋ね、display:inline-block<span>もインラインだがブロック要素同様にスタイルできるやん?と聞くと、<span>は箱なのでとかなんとか。いや、だ~か~ら~…。なんでChromeの<br>だけがそうなんだと聞いてるわけで。

<br>だってそれ自体が改行させているわけではなく、<br>がある所をブラウザが改行するようにしているんじゃないのかと。合わせてblockというのはインラインの中で使うと、ある意味、前者の<br>のように改行の機能も持たせられるというのも知っていたので((上記の大きな字でやった「これがレイアウト崩れになるんか」という部分))、それはレイアウト崩れではないだろうと終始思っていたわけです。

レイアウトが崩れるのは、親にposition: relativeを設置せず子にposition: absoluteを使ってすっ飛んでいくとか、float: left|rightで高さの持たない要素を何とかしようとしたりと言うことだろうと。改行だけやで?と段々イライラしてくるわけです。仮に<br>を連打して入れられているページがあったとして、それのどこが問題なんだと。見にくいだけだろ?とも思うわけです。

<br><br>のままにして、例えば別で、

とかなんとかとはできなかったのかと詰めたわけです。

すると、GPT「CSSでスタイルできるんで、逃げ道も用意してあるんですよ」という、おい、さっきそれは できん と言うたばかりじゃないか!となったわけです。

最初の質問に、「Markdownで改行を書けば<br>が自動で入るがこれをスタイルできない理由と、回避方法があれば教えて」と聞いた自分がバカでした。<br>をChromeでスタイルできないから聞いたわけですが、もうChatGPTの言うてるようなことはほとんど済ましているわけです。途中でバカな大学生と話しているのと同じような、堂々巡りパターンが確定するのも見えました。

解決編

タブをそっ閉じしまして、こいつはだめだ時間の無駄だと思ったわけです。求めていた答えは

  1. <br>の何がだめで、
  2. こういう経緯があり
  3. それは〇〇と言う問題を生むので
  4. <br>の本来の役目を果たすために
  5. そういう仕様になった

と、ちゃんと問題と経緯を説明し、そして一番聞きたかった事が「代替案の有無」で、代替がないなら他のアプローチでそれを解決する方法です。ChatGPTのダメな所は、過去にできたことを今でもできると断言する所。現に「それではできない」という報告を受けているのに、他で同じような報告がないのかを調査・検証できない所です。

結果Webを作ってる彼らがやったのは、ブラウザ側で<br>にスタイルできないようにしたという、臭いものには蓋をするって考え方なんだろう?と。それって一番簡単で考えることを放棄した結果じゃないかと。

そういった会話の合間で、並行して色々考えてると、さっき、

とすれば、これはChromeが独自に無効にしているだけだと。ChatGPTが言うChromeの仕様に不備があるだけだと。不備がある仕様をそのまんま忠実に実装した結果、動作は仕様通りだが日本語などでは不便になっていて、それは英語では感じにくい問題であると言うことかと。

よしClaudeに聞いてみよう

そこで、今度は質問を変えてClaudeに「markdown-it((11tyで使われているMarkdownパーサーでhtmlに変換するライブラリです))って改行すると<br>を挿入するのがデフォルトだけど、改行の役目はそのままで、別でスタイルできるように何かしらの要素あるいはオリジナルの要素が当たるようにしたらどうだろうか?」と質問しました。html5では独自タグも作れるはずですし。

するとClaude「面白いアプローチですね!それならcssでスタイルしたら改行するのも無理ではないかと」なんて回答。だろう?そりゃできるんだよ。できて当然なんだよと。GPTが言う「レイアウトが崩れる」というのは、崩れるべき使い方をして崩れていて、改行するだけでレイアウトが崩れるわけがないだろ?と思った私は、

「では、<br><cr>というのに変えるにはどうしたらいいだろうか?」と聞くと、「 特に難しくはなく2行追加するだけですよ 」と。は?そんなことで解決することをChatGPTはいつまでも仕様仕様と同じ事をグチグチ言うてたのかと。そして、実際に導入したのがこの今、皆さんが見ている状態です。

どうやって実現するか?

mdLib.renderer.rules.softbreak = () => '<cr></cr>';
mdLib.renderer.rules.hardbreak = () => '<cr></cr>';

この2行を、

eleventyConfig.setLibrary("md", mdLib);

でライブラリに設定をセットする前に書くだけ。当サイトでは以下のように書いてます(コードの前後は省略してMarkdownの箇所だけを書いています)。

const mdLib = markdownIt({
    html: true,
    xhtmlOut: true,
    breaks: true,
    linkify: true,
    typographer: true,
  })
    .use(rubyPlugin, { rp: ["(", ")"] })
    .use(markdownItYoutube, { defaultClass: "ytp", separator: "::" })
    .use(attrs, { selectorExceptions: ["table", "table tbody", "tbody"] })
    .use(markdownItMultimdTable, {
      multiline: true,
      rowspan: true,
      headerless: false,
      Multibody: true,
    });

  mdLib.renderer.rules.softbreak = () => '<cr></cr>';
  mdLib.renderer.rules.hardbreak = () => '<cr></cr>';

  eleventyConfig.setLibrary("md", mdLib);

そうすると、<br>が書き出されていた所が<cr></cr>になるため、

/* skipCopy */
cr {
  display: block;
  margin-top: xxxxxx;
}

としてcssを書けるわけです。どこにも問題はありません。むしろ賢い人らが考えた<br>のない世界がここにあります(<cr>で代わりにしたけどな笑)と言う感じです。

これらは他の開発環境でもMarkdownのようにどこかでhtmlに変換する機構があればできると思います。何かが変換してブラウザで表示しているわけですから。

ちなみに<cr></cr>としているのは、Void要素(<br/><img/><hr/>等)はブラウザ側でハードコーディングされているのでJavScriptなどで後からvoid要素として追加できません。後から追加したものは必ずコンテナ扱いです。そのため<cr></cr>と空要素として導入しています。

簡潔に、そうしたらどうなるのか

この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。帝都最大の殷賑地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。

G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。

_skipCopy_
<div class="my-[1rem]">

この国でも一夜に数千羽の七面鳥がしめられるという、あるクリスマス・イヴの出来事だ。
帝都最大の殷賑地帯、ネオン・ライトの闇夜の虹が、幾万の通行者を五色にそめるG街、その表通りを一歩裏へ入ると、そこにこの都の暗黒街が横たわっている。
G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。

G街の方は、午後十一時ともなれば、夜の人種にとってはまことにあっけなく、しかし帝都の代表街にふさわしい行儀よさで、ほとんど人通りがとだえてしまうのだが、それと引き違いに、背中合わせの暗黒街がにぎわい始め、午前二時三時頃までも、男女のあくなき享楽児どもが、窓をとざした建物の薄くらがりの中に、ウヨウヨとうごめきつづける。

</div>

スクロールバーが表示されない場合はカーソルを当てて、Shift + マウスホイールでスクロールできます。矢印キーでも同様に。ブラウザのデフォルトの動作です。
Chromeではフォーカスが当たってshiftを押すと白枠が出ます。それがフォーカスが当たってる状態です

こうなります。段落<p>の間隔も見て欲しいので、繰り返し「G街の方は、午後十一時ともなれば~」を入れてあります。

既にこのサイトには<br><cr>に変換されるようにしてあるので、このサイト全体、上記の黒蜥蜴冒頭の表示と同じになります。ページをそれぞれに作り直す必要はありません。設定ファイル(eleventy.config.js等)が更新されると全体的にビルドが走り(数ミリ秒~数秒で)htmlは完成します。

やることは、

  1. 設定ファイルに2行足して保存
  2. cssで<cr>にスタイルを付ける
    • display: block;は必須。これで改行します。高さはmarginでもなんなりとで設定できます
  3. (当サイトなら)Githubにpush

これだけです。

まとめ

解決方法としてはごく簡単なことですが、<p>の中に今回の<cr>要素が入った所で何も問題はありません。これ単体では改行も何も無い要素に変わるだけです。これにスタイルを当てることで、Firefox、Chrome、(おそらく)その他でも同じように改行に高さを当てれるようになります。

クロスブラウザ対応です笑<br>がスタイルできるようになれば、こんな手間さえ無くて済みます。最初にこの記事を書いていた時はFirefoxで確認していたので<br>にマージンを設置していましたが、Chromeで確認したらやたら文字が詰まってるなぁと思い、devツールで確認して気がついたわけです。なんだよ1年近くそのまんまでやってたじゃないかと。ブラウザなどそうそう変えないので、Chromeで見てもらってた大半の人達には単に読みにくいだけのサイトだったじゃないかと。Chromeで確認してなかった自分が悪いんですけどね、まさかそんなことがChromeに行われていなど知る由もなく(そんな雰囲気はあったけども)。

なんでも自由にする事を許容するのは確かに、それをブラウザが吸収しないといけなくなるので、シンプルに安全に保ちたい気持ちはわかります。

<br>は改行なのでサイズを持たないからスタイルができないのもわかりますが、その高さ(縦書きなら幅)ぐらい調整できても良いんじゃないかと。それが問題になるならダメですが、問題にもならないだろうと思うんです。

Firefoxでできることを、業界を牽引(けんいん)しているChromeができないとは何事なんだと。

できなくするではなく、しても問題が起きないようにするにはどうすればよいかを考えるのが大事なんじゃないかと思うわけです。

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