チューニング

弦を張ることができたら、次にしないといけないことはチューニングです。チューニングは、ギターを始める上で一番重要な下準備です。これがおかしいと全てが狂うため、きちんとチューニングできるようにしておきましょう。チューナーもありますが自分の耳を鍛える上でもなるべくチューナーを使わずともチューニングができるようになれるように。

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チューニングを行う際、もしくはそれまでのまとめ


チューニング

ギターには基本的なチューニング方法があり、ここではそのチューニング方法を使ってチューニングします。スタンダードチューニング(レギュラーチューニング)といいます。

結果的には以下に書いてある方法でなくても、キーボードなどでどれか一本の弦でも合わせればそれを基準に他の弦も合わせることができます。

合わせるべき開放弦の音

まず、下記の表を見て下さい。上の段が弦で下の段が合わせるべき音になっています。

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開放弦を決まったルールに従ってチューニングをすることがまずはじめの一歩です。

指板と対応するアルファベットとドレミ

そして、さらにこの画像を見て下さい。同じ音が鳴る場所がいくつかあるはずです。全く同じ音が鳴るポジションあるいはオクターブ違う音が鳴るポジションなど、ギターにはそういうポジションがいくつかあります。

このように、同じ音(あるいはオクターブ違いの同音)が鳴るという特性を利用してチューニングを行います。しかし、それには基本となる音の『A』((5弦開放))をまず合わせなければいけません。
これは別に A(ラ)でなくても、キーボードなどの完全に調律された音を利用して対応している弦の音を合わせていけば良いわけです。合わせる音は、上図を参照の事。

なぜに「A」の音から合わせるのかというと…正直わかりませんが、音叉(ギター用の)で合わせる場合はAの440hzが基準であるからでしょう。自信はないですが…。

チューナーを利用する

では、ここから実際にチューニングの方法を書いていきます。

世の中には便利なものがあってチューナーと呼ばれるそれはメーターとランプ(今時はLED)などでギターのチューニングを行う事ができます。
スマホのアプリにもあるので特別購入しないといけないこともないのですが、正しく合わせられて使いやすい手頃なものを用意すると色々はかどります。
個人的にはスマホではGuitarTunaを使ってます。

実際のところ、楽器屋などで安いクリップ型のチューナーなら1000円以内であると思います。クリップ型でも正しくチューニングできるなら何でも良いですし、もしクロマチックチューナー((1オクターブに含まれる12の半音全て(測定範囲内)の音に反応するチューナーを特にクロマチック・チューナーと呼びます))ではなくピッチパイプのように各弦の音が鳴りそれに合わせられるのであれば、オンラインでもいくつか候補があります。

今時はスマホがあるのでマイクで音を録ることができますから、例えばGoogleでチューナーと検索したらオンラインで無料利用可能なチューナーが使えます。表示されない場合はこちらからでも。

チューナーは簡単であって確かではあるのですが、自分の耳を鍛えるという意味でもぜひこれからやる方法でトライしてみて下さい。

一般的な方法としては以下の通り。

合わせるべき音
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EADGBE
ドレミ
あわせ方
あわせ方結果
5弦の開放弦をAに合わせる5弦が合う
5弦5Fを押さえながら4弦の開放弦を合わせる(※注意)4弦の開放が合う
3弦4Fを押さえながら2弦の開放弦を合わせる(※)2弦の開放が合う
4弦5Fを押さえながら3弦の開放弦を合わせる(※)3弦の開放が合う
2弦5Fを押さえながら1弦の開放弦を合わせる(※)1弦の開放が合う
1弦の開放と6弦の開放をオクターブ違いの音で合わせる6弦が合う
一応6弦の5Fを押さえながら5弦の開放を合わせてみる6弦5Fを押すことでAの音になり、5弦の開放が合う
1弦と6弦を同時に鳴らして同じ音か確かめる同じであれば完了

※:押さえた弦と合わせる弦を順番(押弦 → 開放の順番)に弾く。この時、押さえた弦は離さない。

5弦スタートで書いてありますが、キーボードなどで E の音を出して6弦から合わせても同じことです。上のギターの指板と音の配置の画像を見てなぜこういう手順でチューニングができるかの意味を理解しておく必要があります。

画像FIXの5弦5fを押さえた時の音はDになっていることがわかるかと思います。そして4弦の開放弦の音も同じくDであるのがわかるはずです。つまり同じ音が鳴る所を順番に鳴らして合わせているということなのです。
5弦は音叉で合わせたと仮定していますが、前述のようにキーボードで6弦の開放のEを合わせて6弦の5fを押さえればAになりますから、5弦の開放がAで合わせられるということです。

予めギターのチューニングがどのような音で合わせられているかを理解して、全音と半音、音階の仕組み、そしてギターの音の配置がどのようになっているかがわかればこのようにしている理由もわかるはずです。

それらがわかっていても最初はなかなか自分の耳だけで正しくチューニングすることは難しいと思います。そのあたりについて続けて書いていこうかと思います。

どうして上記のような方法を取るのか

この画像を見てみてください。

音階とギターの押弦、開放弦の対応表

5フレットまでは全てのフレットで半音階が入っていますが、5フレットには入っておらず6弦から5フレットを押さえていくと下の弦と同じ音になります。2弦開放音のB(シ)だけは5フレットでは対応できませんが、ドの半音下(1フレット下)がシであることから、2弦開放を合わせる時だけは4フレットを押さえれば良いためと言うのが見てわかってもらえると思います。しかも、これらは合わせるべき開放弦の音と同じ音が鳴ります

6弦3フレットと3弦開放のG(ソ)は1オクターブ上の音になりますので、合わせられないわけではないですが同じ高さではないためにやや慣れも必要になります。結果的にどのような方法を使用しても2点の音が同じ音を鳴らしていればチューニングはできるのです。

問題点としては、1番最初に基準となる高さの音が必要になるということでしょうか。これは基本的にはどの音でも構わないものの慣例的にも音楽的にもほとんどが5弦開放音のA(ラ)を合わせます。完全調律された音が鳴るキーボードでも構わないですし、音叉でもピッチパイプでもチューニングが完了している他の楽器でも、基準の音さえ合わせられたら後は順番に合わせていけばチューニングはできます。

他の音を拾ってチューナーが使えないような場合や、チューナーの電池がなくなった時にチューニングできないとかというのはとても恥ずかしいのでチューナーで合わせた方が早いというのはわかっていながらもできるだけ自分の耳で合わせられるようになって下さい。

よくわからない時は音のうねりで

チューニングの方法として、音のうねりを感じると良いかも知れません。オクターブが違えど同音が鳴れば基本的にひとつの音に聞こえるわけですが、音が違う場合それはうねりになります。ウァンウァンと鳴るようならまだ音は合っていないという事です((新品、あるいはそれに近いの弦に限る))。

古い弦では余計なうねりが発生します。チューナーで合わせるにしても一瞬音が合った後にメーターがブレるのが見て取れるでしょう。なるべく弦を交換しましょうというのは正しくチューニングできる、あるいはしやすいようにと言う意味でもあります。

音叉を使うのであれば机の角等にカーンと当てて、その取っ手の丸い部分をギターのボディもしくはブリッジに当てるか、ギターに傷が付くのが嫌な場合は、その丸い部分を歯でくわえると言う方法もあります。

音叉を鳴らしてくわえると歯を伝って伝導音が聞こえます。その音が鳴っている間に 5 弦の開放弦を鳴らすわけです。チューニングが合えばウワァンウワァンと言うのがツーという感じに、うねりが無くなります。
基本的には音で合わすよりはうねりで音の違いを感じるのが手っ取り早いようには思います。ただしここで時折、チューニングしている弦を指で押してテンションを見計らいながら行わないとペグを巻きすぎて弦を切ってしまうこともあったりも。

常に弦の張り具合は確認して、できるならうねりではなく音の高低で感じ取り低い音から正しい音に合わせるようにして下さい。
巻きすぎて音が行き過ぎてしまった場合は、緩めながら合わせるのではなく、もう少し元に戻って締めながら合わせるようにした方が良いです。
他の弦も締めながら音を合わせていくので、チューニングし始めた時よりも全体的に弦で引っ張られ張力がかかっていきます。緩めながら合わせると弦のテンションの影響で他の弦を合わせた時に前の弦の音が余計に狂ってしまっているということもあります。

もちろん何度か繰り返してチューニングをしていくので、1 度で完璧にはなかなかなりませんが、そもそもが完璧に合わせるのはかなり難しいわけです。

チューナーあれこれ

モーターを内蔵して、ゆるい状態で張られた弦をジャラーンと鳴らすと全ての弦を自動でチューニングしてしまうギターもありましたが、そのような機構がないとなかなか1度で完璧には合わせられません。

https://youtu.be/n-4gShDByRc
https://youtu.be/cdqvqNwAqMU
https://youtu.be/_D0-NRxuiuU
https://youtu.be/-DnGdcRQ_tI

他にも色々と自動でチューニングしてくれるマシーンをピックアップしてきました。

これらは普段遣いももちろん便利ですが、ステージやどこかで誰かの前で演奏する場面が合った時、それらの人をまたせずに素早くチューニングできるのがもっとも実用的です。
家では時間が十分にあるのでどちらかと言うと、これらでまず5弦を合わせあとは自分の耳でチューニングし、正確確認などをするのがベストな使い方だろうと思います。自分でチューニングできればこれらは不要なのですから。

元々は、ETuneという名称で上記の動画で言う所の 1 つ目、ギブソンに装着していたものが、2 つ目のTronicalTuneと進化しました。これらは一部のレスポールやストラトキャスターなどの高級ギターに専用設計で装着可能だという事。つまりギターに物理的に加工が必要な場合があるということです。

3つ目のRoadie3は 2025年現在、Roadie4が出るのではないかという噂が出ています。150以上のチューニングプリセットがあり、それらを選べば自動で巻き上げとチューニングをしてくれるとか。メトロノーム機能や、弦の寿命トラッキングなどもしてくれるといいます。
Roadie4の噂としては、Bluetooth接続やスマホアプリとの連携が強化される見込みです。

4つ目のJowoom Smart Tuner T2はRoadieの廉価版として登場した韓国製の自動チューナー。精度も高く巻取りスピードも比較的速いと言われています。しかし一部で、巻き上げすぎて弦を切ってしまうとか。それらは手動でもしてしまいますが、既にテンションがかかっている所から目的の音を合わせるために更に巻き上げ続け、音に到達するまでにテンションが掛かりすぎて切断などがあるのでしょう。
これは、つまりテンションを見ながら合わしているわけではないので機械だとありがちな事だろうとは思います。しかしそれらもある程度は考慮されているようなので、人も機械もダブルでテンション管理すると良いですね。USB-C充電対応で、価格もRoadieよりも控えめ(1万ちょいぐらい)。

https://youtu.be/x1mjLbsmN-E
https://youtu.be/msORx8g0Hdg

これらは自動チューナーではないですが、高性能なクリップ型のチューナーです。StroboClip HDでは、±0.1セントの超高精度なチューナーで表示が見やすく微調整しやすいと言う話です。

一方、Polytune Clipは±0.02セントの超高精度クリップ型チューナーで、こちらは全弦一括検出可能なポリフォニックチューナーです。全弦一括でジャラーンと鳴らすとどの弦がどうなのかの状態が表示されるのでチューニングが速い。
いずれにしてもペグで1本ずつ巻いていくので同時に全部を合わせられるわけではないですが、その作業が早くできると言うことです。しかもカポをつけた状態でのチューニングも可能だとか(モード選択が必要かも)。いやそれは外してチューニングすればいいやんと思うわけですが、それすらも時短したいという場合にはとても便利です。

ポリフォニックチューナー
6弦同時に状態を表示できるチューナー

セント(cent)とは
半音の1/100が1セント。人間の耳が違いを感じ取れるのは概ね3~5セント以上と言われている

セントの件からしても、±0.1セントが精度が低いということはなく、むしろ±0.02セントというのは研究用レベルの正確さ。これには付け加えるべきことがあって常に±0.02で検出しているのかと言うとそうではなくストロボモードではそうだけども、それ以外では±0.5セントぐらいと言われる。これでもかなりの高精度。

いずれもプロも愛用するチューナーです。

耳を同時に鍛える

チューニングは、音を合わせるという行為だけではなく、あなたの音感を鍛える方法でもあります。絶対音感を持っているのなら別ですが、こう言った方法で自分の耳を鍛えるのはちょうど良い方法です。

初めてチューニングをする時はもしかするとチューナーで合わせた方がいいのかもしれません。弦を切ってしまう可能性もあるので、そのあたりは自分の技量に合わせて行って下さい。
しかしチューナーで調律することが正確な方法とはいえ、チューナーの設定が間違っていれば合う音も異なるという事を絶対に忘れないように

基本的には440HzのAで合わせますが、441Hzであったり、442Hzであったりと色々な周波数で合わせることもあります。だいたい他の人と一緒に演奏する時にその人らに合わせるものなので、事前に打ち合わせしておく必要があります。自分一人で練習する場合は440HzのAでいいと思います。

標準ピッチよく使われる例
A4 440Hz442Hz / 443Hz / 415Hz

たまにYoutubeの動画で「チューナーで正確な音を合わしておかないと、そのまま間違った音を覚えてしまって音感がズレたりするので必ずチューナーで合わしてください」と言うものがありますが、そんなことはありませんチューナーが登場する千年も昔から人間は楽器の音をチューニングしてきてるですからそんな理屈が通るわけがありません
現代では便利になって結構なことですが、チューナーが登場してから今までよりもずっと長い間、人間の耳と手で調律してきたのです。それがたとえ間違っていた調律であったとしても、それが聞く人にとって気持ちよく聞けるのであればそれは間違いなどではないのです。新しい手法の登場かもしれません。

しかし、一般的にはチューニングする音というのは決まっています。色々なチューニングの方法があるとしてもそれぞれに決まっています。それに合わせられるようにならないといけないのです。
よくこのサイトでは車で例えたりしますが、現在であれば車に自動駐車できる機能がついています。それの方がおそらく正確であり安全であり間違いのない方法でしょうが、車に乗る人は自分で車を操作できないと免許をもらえません。正確かどうかではなく、できるだけ正確にと言うのは間違いないものの操作ができるようになることがまず第一の目的で、自動駐車などはそれらが得意でない人のサポートでしか無いのです。

これはきっとATでも言えるだろうと思います。「今やATしか売ってないしそれしか乗らないのでMTで免許を取る必要性はない」と言う若手もいます。その理屈はわからないわけではないですが、基本的にはMTの面倒くさい所を自動で行うという便利さのためにATがあるのです。

なので本質的にはMTが乗れることが必須であるはずですが、それだと車売れないとか操作が下手で事故につながるとか、ある意味危険なのでATが主流になっています。しかしATになったからと言って事故がなくなるわけでもなく、運転が下手だけども車に乗る必要がある人の需要に応えた結果が今の状態で、そんな危うい人たちが同じ道を自分たち以上のスピートで走っているというのは本来であれば地獄です。しかし普段から頻繁に事故が起こるわけではありませんよね?
毎日のように何処かで事故は起こっていますが、自分の周りだけを見てみるとそうそう事故があるわけでもない。だからMTが必須という観念が薄まるわけです。

実際は軽トラでさえATですからほとんどがATと言って過言ではないわけですが、たまたま事故にあった車をどかせてあげようと第三者が駆けつけたらMTだったので運転できないとか、彼女の引っ越しを手伝うことになり、トラックの運転お願いと頼まれて快く引き受けたもののそのトラックがMTだったとか、営業車がMTだったとかそんなことはままあることです。

なので普段はATで構わないけども、MTも練習はしておいていいんじゃない?と思うわけです。
これはギターでも同じです。チューナーの電池がたまたま切れたとか、手が滑って池の中に落としてしまったとか、音を拾うタイプのチューナーを持っていたけども周囲がうるさすぎてチューニングできないとか色々な場面があるのです。

チューナーで音を合わせることは何も悪ではありません。チューナーがない場合や、使えない場面でもチューニングはできるべきだろう?と言うことです。
またチューナーは正確に音を合わせられるわけですから答えがあるわけで、自分がどれだけできていないかを確かめられるのですから、それを利用して自分の耳も鍛えようと。そう言う事を言っています

音が合わないからと巻き過ぎない

音はド~シまでいくと音自体は高くはなりますが、またドに戻ってループします。つまり正しい音から 1オクターブ低い音でチューニングしてしまうことがあって、弦のテンションを調べたらすぐに緩いなとわかりますが初心者の内はどの状態がちょうど良いのかわからなかったりもするので、チューニングできる人に最初は1度やってもらって、どれぐらいの弦の張り具合か等その状態を覚えておくようにすると良いと思います。

これは最初に店で買う時にやってもらって覚えておくというのが手っ取り早いです。ギターなどのようなポピュラーな楽器は周囲に誰か弾ける人もいるでしょうし、その人達に頼むのも良いと思います。

更に、弦は緩めながらチューニングせずにできるだけ張りながら音を合わせるべきです。普通は1度で完了せず、6弦から1弦に合わせていき、また6元から…と2回3回と元に戻ってチューニングをし直し、なるべく完璧に近い状態にしていきます。最初に合わせた音は他の弦に力がかかると緩まってしまい音が外れてしまう事があるからです。

チューニングは意外に難しいと思います。ましてや初めてチューニングをする場合はペグを締めすぎて弦を切ってしまうこともあるでしょう。慎重に弦のテンションの確認をしつつ行って下さい

他のチューニングの方法

ピッチパイプと呼ばれる道具は、筒状の棒が6本、3つづつ片側に並んでおり、それにはそれぞれレギュラーチューニングの音(EADGBE)が出るようになっています。吹きながらその音に対応する開放弦を鳴らしてチューニングしていきます。

チューナーが安く購入できるようになったのでピッチパイプを使う人は少なくなったと思いますが、何かの音に合わせられるようになると「ちょっとAの音、くれない?」と他の人に鳴らしてもらってそれを基準に合わせられるようになるので案外便利です。

少し慣れてきてハーモニックスで音が鳴らせるようになると、これまでに説明した5弦5フレットを押さえながら4弦の開放を合わせるのではなく、ハーモニックスの音と開放弦を合わせることでチューニングすることもできます。

5弦のAが合っているとして、

やはりこの方法でも何度か繰り返してチューニングを完成させます。また、12f以降はそれまでと音の配置が同じになるので、6弦の開放と12fのハーモニックスでオクターブ違いで確認もできます。

チューニング自体は毎回弾く前にするわけですがチューナーを使えば目に頼ってしまい、その音を耳で確認せずにチューニングを完了してしまいます。そのためになかなか上達しないのがチューニングなのです。

まず任意の1本をチューナーで合わせて他の弦は自分の耳で合わせてみるようにして、最終確認をチューナーで行うというのもひとつの手かと思います。

注意点

基準の音を間違ってチューニングすると、間違った基準からチューニングが完成してしまいます。基準の音が違うだけでチューニング自体はできているので微妙なキー違いのチューニングになります。
これは440hzで合わせたチューニングと442hzで合わせたものの違いのようになるだけのことです。

あまりにも基準からかけ離れてしまうと問題もありますが基準が違うチューニングはできているので演奏自体は可能です。しかし他の人や何かしらの音源と一緒に弾く場合は問題があります。また自分が微妙に間違った音を覚えてしまってカラオケなんかで上手く歌えなくなってしまう原因になるかも知れません。
なるべく正しい基準で正しくチューニングするのが耳を鍛える良い方法となるのです。

耳の良い人はその基準すら正解に近い音で、チューナーも何もなしでチューニングを完成させてしまいます。
ジャーンと鳴らして、すぐに修正に入りものの1分もかからずしてチューニングができる人が世の中にはいます。慣れてしまえばできるようになるのでしょうがこの域にまで達することができる人はかなり少数でしょう。

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